名古屋覚王山からパリ15区に引越し5年目になりました  掲載写真の無断使用はお断りします。 copyright (c)2007-2011 march321k all rights reserved  


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夏の記憶とその後のパリ



ほんの1ヵ月前まで日本にすんでいたなんて思えないほど
パリでの元の生活にすっかりなじんでいるまきたんですが、
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日本にいた2ヵ月間思ったこと、そここことパリに戻って感じたこと。





☆日本帰国して
①マキシワンピース・かんかん帽・グラディエーター風サンダル←ガラス作家矢野ちゃんの言葉をお借りして

日本に戻ってまず目に付いたのが街行く女の子達の格好。年頃の沢山の子が上の格好をしていた。(フランスに住んでた皆さんこれらどんなのか分かりますか?)名古屋は周りと同じでないといけてないと思う傾向が強いので特にみたいですが、今年の夏はこれが流行っているんだなぁ・・と雑誌やテレビを見なくても2,3日外を歩いてるだけで分かるほどだった。

みんな好きな格好、自分に似合う格好をするパリにいると(もちろん流行を追ってる人もいると思うけど、日本ほど大衆化しない気が)やっぱり日本は流行り・・というものがあるのだなぁとつくづく思う。

でも上の3点はいいにしろ、夏でも短いたけのスカートの下にレギンスや首にストールはおしゃれにみえるけれど、あの湿度とものすごい暑い気温の日本の気候に不自然なのではとなんど思ったことか。気温にしたがって冬でも夏でも服を決める(夏でも寒ければコートとか冬Tシャツとか)フランス人がとても健康的に思えた。フランスに住み始めたころはこれに驚かされてばかりいたのに。

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②買い物のしやすさ
店員さんのサービスが丁寧なのは毎度帰国するたび、嬉しくなるのだけれどわたしが楽しんだのは選べる種類の多さ。それに商品も高性能で値段も手頃。近所のスーパーに限らず東急ハンズやホームセンターなど行くのが楽しかった。また今回はあまりの暑さや小さい子がいて、外に長時間でにくいこともあって、ネットショッピングも本以外にもおもちゃの購入などでよく利用。もちろんフランスでもできるけど、よく利用したアマゾン・
楽天などのサイトで購入すればだいたい2~4日で届くし、時間指定もできるしなんと快適なことかと何度思ったことか。フランスで買うと、最低1週間はかかることが多いし、何かしらの理由がついてそれ以上になることが多く気長に待たなくてはいけないことが多い。なので海外在住者はみんなそうだと思うけど、日本に戻った時買い物はネット、直接とも楽しみの一つでは。今回家族4人分100kg近くもって帰りましたよ。
※陶器も今回ネットで初めて買ってみたけれど、これは色合いとか形とか実際目で見てみないと分からないのが多くて、買うのが難しいと思いました。でも梱包はさすが日本なできでした。

③自転車が怖い
自転車に乗る側にとって歩道を走れる日本は快適だけど、ふらふら歩く小さい子のいる親にとって日本の歩道を歩くのはちょっと怖く背後やスピードを出してる自転車に特に注意が必要でした。

④地下鉄が便利だけど、人は??
エレベーター完備、バリアフリーの進んでいる名古屋の地下鉄に今回も沢山お世話になったけれど実際乗った電車で子連れでも席を譲ってもらえることはまれだった。譲ってもらえたのは一度だけ。しかも外国人のおばさんだけだった。

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⑤児童虐待の多さ
2ヶ月間の滞在中、いったいどれだけこのニュースを耳にしたことか。低年齢化しているのか生まれてまもない赤ちゃんへの虐待なども、頻繁にあった。特にやりきれなかったのが大阪の3歳と1歳の姉弟を家に置き去りにし餓死させた母親の事件。子育て支援の仕事をしていたのも他人事ではないというのもあったけれど、それ以上に自分自身もここまで酷くないけれど一歩間違えばと思うことがあって人事ではなかった。日本への帰国前、同じような年子の子達を平日週末関係なく大半一人で子育てしている環境の中、慢性的な睡眠不足で体力的にしんどいのとずっとこじれている(とわたしは思っている)人間観関係がネットを通してより辛くなり精神的に追い込まれ心身ともに困ぱいして上の娘のちょっとしたことで(床にごはんを投げる、食器を落として割る・・など)感情的に怒鳴ったり、酷い場合は手や背中を強くたたいてしまったり・・とひどいことをしてしまった。今思えば子育ての疲労にくわえて精神的に追い込まれていた(パリの冬の長く暗く、寒い気候も関係していたに違いない)ことで、うつ状態かノイローゼの一歩手前までいっていて、普段はかわいくて仕方がない娘でもその娘がしたちょっとしたことで自分の感情や行動がコントロールできず、ひどいことをしてしまったんだと思う。今は2ヵ月の日本での滞在でしっかり休養し、心身とも落ち着いていて、怒る際も理性が働き自制がきくけれど、また心身とも追い込まれたり、上の事件の母親のように離婚それにともなう貧困などがおこりうれば、いつかは児童相談所で働くつもりでいた人間でさえひどい虐待だって起こしうると身をもって感じた事件だった。



☆そしてパリへ戻ってからのこと。


初めの洗礼は戻って1週間もしない時にいった買い物でのこと。客によって露骨に態度を変える店員やプレゼント用のラッピングを頼んだら、包装用紙をはさみでぎざぎざぎざ~と切られた時(どちらもボンマルシェなのに)にはこれからパリでやっていけるかしら・・とものすごく心配になった。
でも保育園が始まり、フランス人社会になじみ始めるうちに元の生活にいつの間にか戻っていて、ショーウィンドウのガラスが派手にひびが入っていたり、子連れでいるといろいろ話しかけられ、おせっかいなことを言われたり、遅くからフェットが始まり1時過ぎても音楽が鳴り終わらないのとかも、ああこれがフランスだったなぁと思い出したり、いちいちいやな思いをしなくなった(笑)
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日本に滞在期間中、フランスでの生活はどう?と聞かれるたび、便利な日本の生活に慣れた身には景色がきれいで・・というのが精一杯で他にいいことが思い浮かばなかったけれど、こちらの生活になじんだ今ならいろいろな国の人と子どもを通じて気軽に話しあえたり、他人同士でも困っていればすぐ助け合ったりするのがいいとこだなぁとはっきりいえる。それにこちらにすんでだいぶ子育ての余裕が出て、料理を再び楽しめるようになったけれど、鶏レバーのパテ・ボルシチ・クスクス・チャプチェ・・・など食材が手に入りやすいことでいろいろな国の料理にチャレンジできるのもパリならでは。
 
まだまだ慣れないこと理解できないこと(笑)も沢山あるけれど、いい意味で人間らしい生活・暮らしが続いているパリで自分のできること、新しいことなどを少しずつはじめていきたいなと思っています。

長くなりましたが、最後まで読んでくれたみなさんありがとう。
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by march321k | 2010-10-03 08:59 | 帰国