思い出のナザレ
2008年 08月 24日
夏もそろそろ終わりですが、今年の夏は出産に備え
どこにもいけなかったので、
2月にいったポルトガルの海の町を思い出して
バカンス気分に浸ろうと思います(u-u)
ナザレ(nazare)は首都のリスボンと
北の商業都市ポルト(ポスト酒でも有名)の間にある
小さな海沿いの町。
今回ポルトにまずパリから飛行機でいき、
電車やバスを使って
ポルト→コインブラ(大学都市として有名)→ナザレ→リスボン
と合計4都市を5日間の駆け足で旅したのですが・・・
※写真がうまく入らなかったのでもう一度編集し直しました。
コインブラからナザレにバスでついたのは
夜の7時ごろ。
冬だったので日が暮れるのも早く、真っ暗な中、
町のバスターミナルではない、小高い丘の上のバス停で
降ろされたときは、ちょっと途方にくれました。
が、海と町の明かりを頼りに坂を下っていくと・・・・・・・・・・・
にぎやかな音楽が♪ お祭りやってました。
この日はポルトガル全体で何かの
記念日だったみたい。
お祭りで盛り上がる人の波をくぐりぬけ、
ガイドブックに載っていた海沿いのホテルで適当なところ
に泊まりました。
次の日、朝食をとろうとホテルのレストランに
いくと、窓の向こうは青い空、青い海(波高!)!
彼もわたしも海や水のあるところが好きなので
この海の町がいっぺんに気に入りました。
小さな町なので、1日で主な観光名所は回れちゃいそうでしたが、
初日の午前中は、海にきたら
まずはお約束、
なにをするでもなくぼーっと海岸ですごし、
午後はお昼を食べた後、
ケーブルカーに乗って山の上の教会を見に。
教会の建物やアズレージョ(ポルトガル独特の青い装飾タイルのこと)
も素敵でしたが、ケーブルカーが到着する駅そばからの眺めが
ほんと素晴らしかったです。
ポルトガル自体、フランスよりも
人々の生活や歩き方のテンポがゆっくりでしたが、
ここナザレはさらに輪をかけたようにみんなゆっくり。
行きはケーブルカーで来た道、帰りは山沿いの道を歩いて降りていくと・・・
絵になる風景にたくさん出会いました。
下の町までたどり着いたころには日も暮れかかり
海岸沿いでは地元の人が集まり、なにやら立ち話、夕暮れ時いい雰囲気。
日が暮れる前までサーフィンをする人(常に高い波がくるので波乗りにはもってこいかと)
どうやら毎日この夕暮れ時に
海岸沿いを一人でとっとこ散歩する犬達(2匹いるのが見えますか)
ちなみに後ろに見えるのが私たちが泊まったホテルです。
とにかくのんびりするにはもってこいの町でした。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
次の日はバスの時間まで、海岸でまたのんびりしたり、
市場を覗きに行ったり、・・・
市場の新鮮なおいしそうな魚に、食べたかったただの、でも新鮮な焼き魚♪
ポルトガルで食べた料理は全体的になぜか塩が効き過ぎていたけれど、
この焼き魚はおいしかったなぁ。
そうそう、この小さな町になぜいったかといいますと
海沿いの町でのんびりしたい以外に
もう一つ理由があったからです。
そうこの人たち!
この人達に会いたかったんです(>-<)
今ではおばあちゃん達ぐらいの年齢の人しか着ないようですが、
この町には伝統的な衣装を着る習慣が残っていて、
既婚の女性は7枚重ね!のスカートにエプロン、頭にスカーフ、そして
チェックのロング靴下♪などを普段着として身に着けているのです。
ちなみに未亡人は黒づくめのかっこうしてます。
山からの帰り道で見た、家の前の色とりどりのエプロンは
ナザレの女性が身につけるものだったんですねぇ。
それにしてもこのかっこうが
かわいくてかわいくて、
バスがくる直前まで
おばあちゃん達をストーカーのように
写真に収めてました。
(でも勇気がなくて後ろ姿ばかり)
今回こちらのバカンスとしてはとても短い日程で行きましたが、
一日しかいなかったポルトとすでに一度いったことのある
リスボンは今回印象にぜんぜん残らず(コインブラは経由地で、お昼を食べただけ)、
ナザレの滞在ばかりが二人ともいい思い出として
残るのでありました。
夏は混むそうですが、
冬でもあんなに暖かかったし(2月初旬で22,23度)
また別の季節にいけたらいいななんて
今でも思ったりします。
by march321k
| 2008-08-24 08:33
| 旅