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カテゴリ:仕事( 3 )

通園の話


のびのびになっていた
療育センターの通園部の話です。

通園って何?
って聞かれたら、
わたしはいつも「保育園や幼稚園みたいなとこだよ」
と説明してきました。

保育園幼稚園のように、小さい子が同じような年のお友達
やクラスの先生と
遊びや行事・給食・お昼ね(午睡)などの集団生活を
すごす場所です。

ただ、発達のゆっくりな子のための施設なので、
少し特色があります。

それは                             

・一クラスだいたい6~7人の少人数制                               10時ー15時の保育時間
(ここは保育園に比べ短く、幼稚園に似てますね)

・ゆったりした流れの中、医療的な配慮や
発達面で個々人にあったアプローチをしながら
 乳幼児期に必要な基本的生活動作(ADL)
 食事
 着替え
 排泄(トイレトレーニング)の獲得

・すこやかな親子関係の築き
・健康な体作りなど

を目標に
保育士を中心とした職員が通年で子ども達に関わります。

(わたしはちなみに、初め保育士をもっていなかったので、
児童指導員という形で採用されました。)


一クラスに3人程度の保育士と児童指導員が
入り、6-7人の子をみるので、
20人、30人を一人でみている保育園、幼稚園の先生
からうらやましがられることもしばしまでしたが、

なかなかどうして、いろいろな子がいるので、                               3人でも足らないくらい^^;)
(ボランティアさんには本当にお世話になりました♡)
なのです。


ADLの獲得など、基本的にやることは
保育園と幼稚園とそう変りがないと
思いますが・・・・

ただ、上の目標でも挙げた『すこやかな親子関係の築き』は
通園の特色で(わたしがかってに思っているだけかも?)

保護者の中にはお子さんのハンディゆえに
育てにくい、コミュニケーションが取りづらい
あるいはかわいくないなどの
思いを持つ方も多くあるため、

そういった親子に対し、
乳幼児期の早い段階で、クラスの保育士や指導員、
さらに心理士など専門職も
各クラスに入り関わることで
すこやかな親子関係作りを丁寧に支えていきます。


そうそう、通園のもう一つの特色
親子で通う『親子通園』があります(^-^)

その名の通り親子で何ヶ月にも及ぶ長い期間を
一緒に通園で過ごしてもらうもので、
(一般の保育園・幼稚園でも『ならし保育』がありますが
その期間は長くて1週間程度でしょうか。同じ通園施設でも
園の方針やお子さんの状況によって1週間程度~半年以上
のところもあります)

子どもの食事や着替え、トイレのトレーニング、遊び、
行事への参加などを職員と一緒に進めていきます。

何ヶ月にも及ぶので(医療的なケアが必要な子の場合、
もっと長くなります)
個人的な意見ですが、このしくみは
働きたいお母さんのかなりの負担になって
いるだろうなと思います。

でも、ハンディゆえの育てにくさで悩むお母さんだけでなく、
初めて子どもを育てる新人ママや、核家族で周りに子育て
を手伝ってくれる人がいない(聞けない)お母さん達にとっても、

トイレトレーニングなどの基本的な事を一から
職員に相談し、取り組め、
今困っている子どもの課題について職員や
他のママたちにすぐ質問が出来るし、なにより
子どもが成長し、変わって行く姿をじっくり見える
よさがあるので

(周りに理解されず悩む母も多いので、前回書いた
グループと同様、母同士でじっくり関わり
仲間関係が築けるのも『親子通園』のよさだと思います。)

大変ではあるけれども、『親子通園』はお子さんにとっても、
お母さんにとっても、学童期・青年期・・を
健やかに迎えるための大切な機会になると思います。

親子通園の説明が長くなりましたが、

他にわたしがいいなと感じていた通園のよさは
心理士・保健師・PT OT ST各訓練士などいろいろな専門職
が週1程度 クラスに入り一緒に
子どものすごす様子を実際見てもらい
いろいろアドバイスがもらえること・・・

普段は各それぞれ自分の仕事をしていますが
同じ職場にいるので、何か気になることや困ったことが
あった際クラス外でもすぐ相談できるのがまたいいところです(^0^)

長くなったので、今日はこれくらいに・・・

そうそう、『親子通園』を強調しすぎて、その後一人で通うことになる
『単独通園』のことがぜんぜん書けませんでした(;-;)

折を見て通園の子ども達の様子を書こうと思っているので、
そこで『単独通園』のこともかけたらなぁと思ってます。
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by march321k | 2007-04-19 01:26 | 仕事

療育センター


4年過ごした職場『療育センター』


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わたしにとって
この4年間はとても大きなことだったので、
センターのことも、言葉を選んで少し書いておきたいなと思います。

前回の回で大まかなセンターの役割を書きましたが、
もう少し詳しく・・・


センターには発達の気になるいろいろな
子ども達が、いろいろな機関から紹介
され、お母さんお父さん達と一緒にやってきます。

機関は病院、保育園、幼稚園、家族や近所の人・・
といろいろ。
保健所も多く、1歳6ヶ月検診などで、「気になるね」と保健師さんに
言われ、センターにつながるケースも多いのです。


子どもの気になる点も多種多様で
・お友達とうまく遊べない
・視線が合いにくい
・言葉がどもる、出てこない
・落ち着かない
・肢体に麻痺がある
・発作がある
・全体的に発達がゆっくり
など、はっきりしたものから、漠然としたものまで

本当にこちらもいろいろ。
お母さんのおなかにいるときからハンディが
分かっていてセンターに、理学療法(PT)や作業療法(OT)などに
早くから通う子もいれば、
見た目には元気で
保育園や幼稚園、遅い子だと学校に行ってから
上手く集団生活になじまず、先生から
相談を受け、センターを初めて訪れる親子もいます。

(早期に気になる子を発見し療育するのが最近の流れなので、
地域差はあると思いますが、
就学前にセンターにつながるケースが多いです)

センターにつながった子は最終的にはDrの診察を受け、
PT OT ST(言語療法)の訓練に
くることになったり、
必要であれば、週一回の親子教室に主にお母さんと一緒に
通うことになります。

この親子教室では、お母さんと一緒に手遊び歌を歌ったり、
体を使った遊びや季節の行事を楽しんだり
そして朝の会をみんなでしたり・・
親子でコミュニケーションを取り、集団生活の
第一歩を経験します。

それまで、自分の子の発達の遅れを、周りの人から理解されず
自分のせいだと思い、
家に閉じこもって悩む保護者の方も多く、
このグループに参加し、いろいろな子がいることを知り、
同じような悩みを持つお母さん達とお話することで、

気持ちを共有し落ち着かせ、
初めて子どもの困っている点に向き合い、
前向きになる方も多いようです。

その親子教室を経験した子達は
やがて保育園や幼稚園、学校などに
いきますが、(もちろん園に在籍の子はそのまま園に)
その中の何割かは、
わたしが主に働いていた『通園部』の方に
やってきます・・・・

さてさて長くなってきたので詳しくは次回に。
通園ってなんぞや??について書いていきたいと思います。


*地域によって療育の内容や方法、仕組みも少しずつ変わっているので、
一概にここで挙げた内容と同じであるとは限りません。でも
基本的な流れはは同じだと思いますよ~^^;)
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by march321k | 2007-04-14 01:29 | 仕事

職場のお別れ会


先日職場のお別れ会が名古屋駅のお店で
ありました。

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その時にいただいたのが、上の写真の椅子と花束、そして職場で子どもたちに
よく読んでいた、たくさんの絵本。素敵な仕掛け絵本もいただきました。

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花束は、このところ、今まで受け持ったクラスのお母さん方や
退職の際など、、お祝いをしていただく機会が多く、
後にも先にも生涯で一番もらうんちゃうかというぐらいもらってます。
でも、家中の花瓶をフル稼動させ、
家の中に花があふれているので、
花好きなわたしや母にとってはとても嬉しい日々です。

椅子は柳宗理の『バタフライスツール』といった小さな椅子です。
赤いかわいいクッションまでつけていただけました。

本当は寿退職だと、家電製品などをいただくのでしょうが、
わたしの場合、一通りそろった彼の家に、
服や本やCDなど最小限の
小物と身一ついくので(笑)、

ちょっと自分では思い切らないと買えない、それでいて、
部屋において、職場の事を時々思い出せるような記念になる
物がいいなぁ・・と思い思い切ってリクエストしました。

この間いろいろな会をセッティングしていただき、
お忙しいなか
マニアックな椅子まで探してくださったK先生、
本当にありがとうございます。
絵本も先生のセレクトですよね。
将来子どもが生まれたら、先生のように
子どもの目がキラキラになるよう、
楽しく読める母になりたいなと思っています。
大事にしますね(^-^)


わたしの職場には総勢40名ほどの職員が、主に乳幼児期の子どもの
発達や成長面での不安や悩みについて相談にのったり、
治療・訓練・保育を行っていますが、

わたしが、主に関わっていた保育(通園部門)での、
職員はチームワークで子どもに接するためか
仲がとてもよく、職場での人間関係で疲れたりすることが
ほとんどない楽しい職場でした。

ちなみにみんな個性的な先生ばかりで、
それもわたしには楽しかったのですが、
その個性を押し殺すことなく
会議や子どもと接する時に
十二分に発揮できるなんてやっぱりいい職場だと
思います。



今回のお別れ会では、お世話になった心理の先生や調理の方、
整形のDrにまで来ていただけとても嬉しかったのですが、
やはり通園の保育士や指導員の先生が中心で、

4年間一緒に組ませていただいた先生からコメントをいただいたり、
結婚式の二次会ばりの質問を受けたり(^^;)
もう忘れていた新人の頃のことを思い出として、語ってもらえたり・・・

とアットホームで、とても楽しく、時々恥ずかしく,
でも改めてみんなにかわいがっていただけたんだなぁと
感謝でいっぱいの会となりました。

実は、楽しいばかりでなく、
働いて間もない頃の、数多くの失敗(確かにどれも事実ですが)を
これでもかあれでもか・・・
と祝いの席で面白おかしくみんなの前で語られる場面も
あって、心に封印していた同じような悲しい出来事を思い出し、
辛くなることもありましたが、


それでも、たった4年間でしたが、
療育という新しい世界を知り、その技術と知識
をベテランの先生たちに教わり身につけ、

子どもの成長を保護者の方と共に喜び合えるようになったこと、
又、人と関わる仕事の楽しさ、厳しさを、上下関係などにとらわれず、
専門性などで評価し、経験の浅いわたしの意見も聞いてくださった
センターのみなさんに改めてお礼と感謝の気持ちを
捧げたいです。

いろいろな面で自信を持てなかったわたしに
少しの自信と人と関わる仕事は楽しいことを
認識させてくれた先生たち、本当にありがとうございました。
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by march321k | 2007-04-13 01:31 | 仕事