のびのびになっていた
療育センターの通園部の話です。
通園って何?
って聞かれたら、
わたしはいつも「保育園や幼稚園みたいなとこだよ」
と説明してきました。
保育園幼稚園のように、小さい子が同じような年のお友達
やクラスの先生と
遊びや行事・給食・お昼ね(午睡)などの集団生活を
すごす場所です。
ただ、発達のゆっくりな子のための施設なので、
少し特色があります。
それは
・一クラスだいたい6~7人の少人数制 10時ー15時の保育時間
(ここは保育園に比べ短く、幼稚園に似てますね)
・ゆったりした流れの中、医療的な配慮や
発達面で個々人にあったアプローチをしながら
乳幼児期に必要な基本的生活動作(ADL)
食事
着替え
排泄(トイレトレーニング)の獲得
・すこやかな親子関係の築き
・健康な体作りなど
を目標に
保育士を中心とした職員が通年で子ども達に関わります。
(わたしはちなみに、初め保育士をもっていなかったので、
児童指導員という形で採用されました。)
一クラスに3人程度の保育士と児童指導員が
入り、6-7人の子をみるので、
20人、30人を一人でみている保育園、幼稚園の先生
からうらやましがられることもしばしまでしたが、
なかなかどうして、いろいろな子がいるので、 3人でも足らないくらい^^;)
(ボランティアさんには本当にお世話になりました♡)
なのです。
ADLの獲得など、基本的にやることは
保育園と幼稚園とそう変りがないと
思いますが・・・・
ただ、上の目標でも挙げた『すこやかな親子関係の築き』は
通園の特色で(わたしがかってに思っているだけかも?)
保護者の中にはお子さんのハンディゆえに
育てにくい、コミュニケーションが取りづらい
あるいはかわいくないなどの
思いを持つ方も多くあるため、
そういった親子に対し、
乳幼児期の早い段階で、クラスの保育士や指導員、
さらに心理士など専門職も
各クラスに入り関わることで
すこやかな親子関係作りを丁寧に支えていきます。
そうそう、通園のもう一つの特色
親子で通う『親子通園』があります(^-^)
その名の通り親子で何ヶ月にも及ぶ長い期間を
一緒に通園で過ごしてもらうもので、
(一般の保育園・幼稚園でも『ならし保育』がありますが
その期間は長くて1週間程度でしょうか。同じ通園施設でも
園の方針やお子さんの状況によって1週間程度~半年以上
のところもあります)
子どもの食事や着替え、トイレのトレーニング、遊び、
行事への参加などを職員と一緒に進めていきます。
何ヶ月にも及ぶので(医療的なケアが必要な子の場合、
もっと長くなります)
個人的な意見ですが、このしくみは
働きたいお母さんのかなりの負担になって
いるだろうなと思います。
でも、ハンディゆえの育てにくさで悩むお母さんだけでなく、
初めて子どもを育てる新人ママや、核家族で周りに子育て
を手伝ってくれる人がいない(聞けない)お母さん達にとっても、
トイレトレーニングなどの基本的な事を一から
職員に相談し、取り組め、
今困っている子どもの課題について職員や
他のママたちにすぐ質問が出来るし、なにより
子どもが成長し、変わって行く姿をじっくり見える
よさがあるので
(周りに理解されず悩む母も多いので、前回書いた
グループと同様、母同士でじっくり関わり
仲間関係が築けるのも『親子通園』のよさだと思います。)
大変ではあるけれども、『親子通園』はお子さんにとっても、
お母さんにとっても、学童期・青年期・・を
健やかに迎えるための大切な機会になると思います。
親子通園の説明が長くなりましたが、
他にわたしがいいなと感じていた通園のよさは
心理士・保健師・PT OT ST各訓練士などいろいろな専門職
が週1程度 クラスに入り一緒に
子どものすごす様子を実際見てもらい
いろいろアドバイスがもらえること・・・
普段は各それぞれ自分の仕事をしていますが
同じ職場にいるので、何か気になることや困ったことが
あった際クラス外でもすぐ相談できるのがまたいいところです(^0^)
長くなったので、今日はこれくらいに・・・
そうそう、『親子通園』を強調しすぎて、その後一人で通うことになる
『単独通園』のことがぜんぜん書けませんでした(;-;)
折を見て通園の子ども達の様子を書こうと思っているので、
そこで『単独通園』のこともかけたらなぁと思ってます。
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by march321k
| 2007-04-19 01:26
| 仕事