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Les Rêves dansants de pina bausch

先日子ども達が寝ているすきにTに子守を頼み、月に一度あるかないかの映画を見てきました。

普段なかなか見にいけるものではないので、いつも観たくなる映画を沢山紹介してくれる
モンパルナスさんにオゾンの「potiche」と映画「La graine et mulet」の監督の作品
「Venus Noir」と上の3本でどれがお勧めかお聞きして、Les Rêves ・・を観に
よく好きな映画を上映してくれるsept parnassiensに行ったのですが・・・
Les Rêves dansants de pina bausch_a0094960_92253100.jpg



まずダンスに使われている、音楽がすごくいい。それに青年期から大人に変わっていく過程の子達の清清しいエネルギーがピナバウシュ達の指導や、ダンスすることを通してどんどん変化し、各個人の魅力的が引き出されていく過程がなんとも素敵。

<追記> 肝心のダンスも、クラッシックでもない、わたしの知っているコンテンポラリーでもないおもしろい表現。でもこれだけを観に行く価値があるくらい、おもしろく、人間の持つ笑い、悲しみ・・などの感情をあらゆる身体の機能を使って、「動くこと(ダンス)」で表現させたピナバウシュたちはすごいなぁと今書いていてあらためて思う。いろいろなパターンのダンスがあったけれど、時々、映画の一シーンを観ているのではと錯覚することも多かった

最後にピナがそれまでダンスの指導などでずっと支えてくれた友人を介抱し、その人がものすごくいとおしそうな表情を見せた場面では、思わずこみ上げるものがありました。

久しぶりに聞いたドイツ語の響きやダンスの会場となるホール(建築)、それに印象的に使われてた時代を感じさせるモノレールなど、ドイツなものもかっこよく、なんだかこれだけを観に聞きに、思わずドイツにいきたくなってしまう、そんな映画でもあります。


久しぶりに観終わった後、心地よい気分にさせてくれた良い映画なので、
いろいろな人に見てほしいな。


オゾンのpoticheもとても評判がよさそうなので、来月あたりこちらにいけたらと思っています。
by march321k | 2010-11-16 09:46 | 映画・テレビ