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名古屋覚王山からパリ15区に引越し5年目になりました  掲載写真の無断使用はお断りします。 copyright (c)2007-2011 march321k all rights reserved  


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crèche


crèche_a0094960_154155.jpg みーちゃんのいっている
crèche(保育園、託児所)
のご紹介です。

園は家から徒歩10分のパリ市の
公立病院の敷地内にある
病院運営のクレッシュです。
主にこの病院で働いている人
の子どもが対象ですが、
うちのように他の公立病院
で働いていて、
近くに住んでいる人の子も
入れてくれるようです。




                病院を通り抜け裏側のテラス・・





crèche_a0094960_165780.jpg
            テラス 小高いところにあるのでエッフエル塔が見えます。







crèche_a0094960_175046.jpgの階段を下がったところに園があります。
病院の中のエレベーターで降りることも
できるのですが移動がめんどくさいので
みんなこの階段をえっちらおっちらと
ベビーカーで移動しています。
うちは家にエレベーターがなく、
ベビーカーを使いづらいこともあって、
もっぱら抱っこ紐で。







crèche_a0094960_195955.jpg

 3階建ての建物の1階。上には病院の会議室があったりと多目的な施設です

建物の敷地に入る前に大きなゲート、園の入り口のドアコード
(暗証番号付きのドア)があるため、部外の人が簡単に入れないようになっています。


少し前、ベルギーの保育園で園児や先生が殺される
殺人事件があり、それがかなりヨーロッパで
波紋を呼んだのですが、フランスでも保育施設の
セキュリティーが再点検されたようです。
それを機会にドアコードが急に変わりました。


crèche_a0094960_1113665.jpg建物に入っても格子が。
子どもも外に簡単に出られないように
なっています。

日本と違って、室内でも靴で移動することが
多いフランスなので、親は靴を脱がず、
かわりに靴に使い捨てのビニール
(シャンプーハットのようなの)
を足にかませて室内を移動します。
子どもは裸足先生達は室内履きを使用。


室内は暖かいので、入り口すぐのところでまず
薄着に親が着替えさせ、
それぞれのセクションに向います。
べべは、ボディー(下着)で過ごします。


園内はこんなかんじ。写真はほんの一部ですが     ↓アトリエらしいです
crèche_a0094960_1125528.jpg

crèche_a0094960_1144466.jpg日本の保育園のように一つの部屋でなんでもするの(お昼寝は別かな)と違って、
お絵かきや工作の部屋、給食室、運動の部屋、
プチライブラリー、それに午睡の部屋
(ベットがずらーっと並んでいます!)
と全部分かれています。
まるで、ちびちゃんの学校のよう。



みーちゃんが主に過ごす
べべセクション(生後3ヵ月弱~1歳過ぎまで)は、
さすがに先生がいる手前写真も撮れなかったのですが
60㎡ぐらいの大きな部屋を半分に格子で仕切った
(お隣は1歳児さんクラスです)ガラス張りの明るい部屋です。


みーちゃんはまだお座りができないので
ベビーラックに座りプレイジムで遊んだり、
先生達の膝ですごすことが多いよう。
はいはいや歩ける子とまだお座りもできない子が
混ざっているので、ベベセクションの中でも
プチべべが横になれるマットやクッションのある
コーナーがあります。
みーちゃんはお迎えにいくと、よくここで寝ています。


乳児さんの定員は20人、ベベセクションの先生は4人
保育士1人に対し乳児の数は5人・・と日本のおおむね1対3
に比べると手薄な感じがしますが、常に20人いるわけではないし(時間も
うちのように4時間半から~8時時間と預けられフレキシブル)、
園長先生や看護師や保育士のスタージュ(研修生)もよくいるので
意外と眼は行き届いているように思います。

先生達もベテランの優しいよい先生ばかりでこちらも安心して任せられます。
うちは両親が両方とも外国人なのでフランス流子育てが分からず困ることや
知らなかったことも多いのですが、先生達に気軽に聞ける様になって、
子育てが少し楽になりました。

他のクレッシュを知らないので、同じかどうか分かりませんが、
園長先生は看護師の資格のある方で(乳児を受け入れてるからかな)、
又、週に1度小児科医も来るので
病気や発達の相談もできるので、そういった面でも安心。

園に入る前、小児科医との面接(元職場のI Drそっくり^^;)と
園長との面接があって説明されたのですが、
日本の保育園だったら熱が38度以上あったらすぐ
お迎えにきて、といわれるところですが、
ここは38,5度までならみて、薬も与えてくれるそうです。
眼の病気、嘔吐や水っぽい下痢が続くとき(ガストロ?)
などは登園できないといわれましたが、
鼻水や咳・・ぐらいでは来てもいいってこと?かな。
(うちは休ませてますよ~)


フランスの保育園のいいところは 、どこでもというわけではないけれど
父親側の会社、病院等の園が使えるらしいこと。
(日本だと企業内保育で預けるられるのはお母さんの会社で・・
が多いのでは?)それにわたしのように「学生」でも保育要件として認められます。
(いつから働くの?とは聞かれてますが^^;)

フランスは移民社会でもあるので、フランス語などの勉強が必要な
親も多く、親が学生のための保育園もあるそうです。

共働きが多く出生率も高いフランスなので保育園の数はも足らず、他にも
私立の託児所、ヌヌ(おうちで子どもを預かるベビーシッター)子育てママ・・
などなど、いろいろな形態の保育があります。


そうそう、日本のお母さん方、フランスは保育園は2歳児さんまでで、
3歳になったらみんな幼稚園にいくんですよ。就学前の施設が
保育園と幼稚園の日本とはこの点ぜんぜん違いますよね。

というわけで、病気などいらないものももらってきてしまいますが
みーちゃんは2歳までここに通うことになりそうです。
先生やお友達と過ごしていろいろ吸収してほしいな。
by march321k | 2009-02-19 01:59 | 娘のこと