普段、パリからめったに外にでることはないのですが、先日、ナップ君のことで
パリの西側St-Cloudにある病院にTの知り合いの先生の診察を受けにいってきました。
その帰りのこと。
その病院はパリとブローニュの森の絶景を見渡せる、山の急斜面にできた
町にあるのですが、病院よりさらに高いところにある駅にいくまでの道すがら
会う人会う人にものすごくびっくりした顔で見られることが続きまして・・
この町は、パリから少しだけ離れた場所にあるのに住んでいる人は
昔からすんでいそうなフランス人(うまくいえないけれど、海外から移住してきた人ではない、
わたしたちが思い浮かべる白い肌の人)ばかりで、それで、アジア人のわたしたち家族が
その町にいるのに相当みんな驚いている(初めてのものを見るような顔?)様子でした。
観光客もわたし達、海外から移住してきた人間も沢山入り乱れている
パリでは、普段生活していて、アジア人であることだけで、驚かれることは
まずほとんどないのだけれど、これが少し離れると、今回経験したことが
普通なのかな・・と考えさせられる出来事でした。
パリ市内でも、中華街のある13区周辺には中国や東南アジア出身の人が多くすんでいるし、
北のほうにいけば、アフリカ系の人が多かったり、区によって人種
のすみわけ(生活レベルのすみわけのようなのも)のようなものありますが、
郊外もあまり詳しくありませんが、
だいたい、イル・ド・フランス内のパリの北側、南東の一部は移民が多く住み、
南西や西側はもともとすんでいた人たちの家がある・・ように思います(間違ってたら
訂正お願いします。)なので、今回たまたま訪れることになった
パリから1時間もかからずいける西側エリア(白人家庭の裕福な家庭が多そう)では
パリとは別の世界があるのだな、いやパリが特別なのかも・・といろいろ
思いをめぐらせる中で、
この町から一駅だけ離れた場所にある病院で今働いているTのおかれている
状況も同じなのかな・・なんて思いました。Tが言うに、訪れる患者さんの80パーセントは
白人系の人(この言い方なんだか変ですが)きっと私立の病院なので
働いている人も同じような人が多そう。フランスは外国人医師が多く働く国ですが、
フランス語を今でも使う北アフリカ出身(モロッコ、アルジェリア、チュニジアのマグレブの国)の
医師が多いなか、カンボジア人医師はとても少なく、その希少な東南アジア出身の
医師が私立の病院で働くのはとてもやりにくいだろうなぁと今回のことをきっかけに思い、
普段は子育ての面でブーブー不満をいってしまうパパに
頑張れよ~とエールを送りたくなった出来事でもありました。
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少し前にフランスにきて5年目の日を迎えました。フランス生活にもいろいろ慣れてきて、日本で当たり前だったことが当たり前でなくなったり(いい意味で言えば楽チンになったし、悪い意味で言えばいいかげんになった^^;)、これが年を重ねるにつれ、習慣の違いとかでだんだん日本に住みにくくなるのだろうなぁなんて思うようにもなりましたが、一緒にTと住み始めた日を増えた家族とまた無事迎えられたのは嬉しい限りです。
そしてフランスにきて最近できるようになったのは鶏を丸々一匹さばくこと(笑)難しそうでずっと敬遠していましたが、日本のよく切れる包丁でも、こつをつかめば簡単に各パーツごと切れるようになりました。内臓処理がしてある丸鶏が普通にスーパーで手に入るし、切り身で買うよりお得で、あまった鶏がらでおいしいスープも取れるし^^)手間はかかるけれど、このように少し前は手を出さなかったものに挑戦したり、作ったり・・時間のあるときにスローライフを楽しんでいます。
またちびを二人育てながら、はたしてできるのかと迷いながらはじめた親子プレイグループも少しずつ軌道に乗り始め、今では子ども達が新しい生活を始めるだろう9月から、少し空いた時間に取り組めたらよいなと思うことの準備も少しずつ始めています(まだまだ情報検索の段階ですが)
なかなか新しいことをはじめると、ブログのほうにも手が回らなくなりますが、
パリで生活していて、書きたいなと思うことは日々沢山ありますので、マイペースですが
更新していきたいと思います。写真の編集にあてる時間がなかなか持てなくて、なかなか
記事にできませんが、先月あったお祭りのこともそろそろ書かなくては・・・