日泰寺です。
このお寺は毎月21日に弘法市という縁日がたつことで有名ですが、
よくよく見るとお寺自体もかなり変わっていて
大変見ごたえがあります。
そもそも寺の名前の由来は日本とタイ(泰)の寺という意味から
きていて、
なんと寺の御堂にはタイ国王から送られた釈迦(仏陀)の遺骨が
納められているそうです。
なんでも19世紀に釈迦の骨がインドで見つかったそうで、
それを明治時代に日本に誘致し?、
日本のいろいろな宗派のお寺が共同でお釈迦様の遺骨を納める
どの宗派にも属さない超宗派のお寺『日泰寺』をつくったとのこと。
今でも10以上の宗派の人たちが共同で管理されているようです。
本堂の中は
超タイ様式の装飾、金色ピカピカの仏様が・・よくよくみると頭上には
タイ文字で何か書いてあります。
ピンボケですこし見えにくいですが
小さな時から弘法さまや年末年始のお参りにいっているお寺ですが、
少し他のお寺と雰囲気が違うなぁ~ぐらいにしか思わず
20才ぐらいのときにようやく
タイっぽい?!日本の仏と違う!!と気づき
衝撃を受けたのを覚えています(笑)
かなり広い境内には祭儀場や超宗派らしく、仁王様がいる立派な門
や、五重塔まで建っちゃってます。
タイの仏像に超日本っぽい塔となんだか
不思議なお寺ですが、
弘法さまの縁日のときや普段の地元の人の憩いの場として愛されています。
先月の弘法さまの一場面。日泰寺につづく参道は屋台をひやかす大勢の人で賑わいます
境内の中でも植物や青果や鮮魚などが売られます。なかなか見てて楽しいですよ。
釈迦の名前は別名で『覚王』というそうで、そこから覚王山の地名の由来はきています。
(覚王山は池下と本山を隔てるほんとちょっとした山のようなところにあります)
それにしても、覚王の山・・・ってすごい地名ですよね^^;)
弘法さまの日は地下鉄覚王山の駅がじじばばであふれかえるので、
一刻を争う通勤の身のときは心の底で密かに殺気だっておりましした・・・
でも、退職した今それにもあわないと思うと嬉しいやら、
少し寂しいやら複雑な心境です
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by march321k
| 2007-04-09 15:14
| 覚王山