3月に入りました。日が短く、寒いフランスの長い冬も、2月の中頃から
いつの間にやら、木々に小さな芽が芽吹き、確実に春は近づいているのだなぁ
と実感する一方、まだまだ肌寒い日が続いています。
娘の公園友達も沢山できたので(15区は本当に日仏家庭が多いです)雨が降ったり
よっぽど寒い日以外は午前か午後の一回みんなで公園に遊びに行っているのですが、
昨日は桜のような花がだいぶ咲き始めていました。
寒い日が続くと、どうしても無性に飲みたくなるのがsoupe。うちはだいたいの食事にスープが
つくカンボジア生まれのパパがいますから、別に寒くなくたって夕飯の食事には汁物が
つきますが、このごろはsoupeと書きたくなるようなフレンチっぽいスープの出番の多いこと
多いこと。
今回の写真のスープは農業見本市で買ったベーコンでだしをとったポトフ風スープですが、
このごろ良く作るのは、le pan quotidienで感化された、動物性のだしの入っていない
野菜のみのスープ(厳格に言うとこしたスープはpotageですが、ここではいろいろなスープを
称してsoupeとします)お店で食べた、トマトやにんじん、ブロッコリーのスープが各それぞれ
とてもおいしかったので、ちょうどブレンダーを買ったともあり(早く煮えるル・クルーゼも貢献)
我が家でもよく作るようになりました。子ども達もよく食べてくれるし、野菜補給になるし、
今はそれに母すっかりはまっています。
じゃがいも + たまねぎ + クリームチーズと塩少々
にんじん(トマト) + たまねぎ +じゃがいも + 砂糖小さじ一杯 +塩
野菜だけで少し物足りないなぁと思うときはチーズを足したり、バターを浮かべてみたり・・
砂糖はうまみのもとでもあるので、よく料理にも隠し味として使いますが、子どもにも
食べやすい味になるので、小さなおこさんがいるみなさんにも少量をいろいろな物に
使ってみるのお勧めです。
日本も負けていませんが、フランスの野菜はとても味か濃くおいしいので、
野菜と少量の調味料や乳製品でとても味わい深いスープができるのだと思います。
さて、今度はどの野菜でsoupeをつくろうかな。
みんなが待ち望んでいる春、もうすぐそこまで来ています。